土地選びの注意点を知っておこう

「家を建てる土地を探しているけれど、何を基準に選べばいいの?」
「価格や立地だけで決めてしまって大丈夫?」
家づくりにおいて、土地選びは非常に重要なステップです。
立地や価格だけで決めてしまうと、「思っていたより日当たりが悪かった…」「地盤が弱くて余計な工事費がかかった…」など、後悔することになりかねません。
今回は、土地選びで失敗しないための注意点とチェックポイントを解説します。
土地選びの主なチェックポイント
① 立地(アクセス・周辺環境)
土地選びの第一条件となるのが立地です。便利な場所かどうかだけでなく、将来の暮らしや資産価値も考慮して選びましょう。

🔎 交通の利便性
☑ 最寄り駅やバス停までの距離は適切か?
☑ 通勤・通学のしやすさは問題ないか?
☑ 渋滞が多いエリアではないか?
🔎 生活環境
☑ スーパー・コンビニ・病院などの生活施設は近くにあるか?
☑ 学校や保育園が通いやすい距離にあるか?
☑ 公園や自然環境は整っているか?
🔎 周辺の治安や騒音
☑ 周辺に工場や幹線道路があり、騒音が気にならないか?
☑ 夜間でも安全に歩けるエリアか?
☑ 近隣の雰囲気は問題ないか?(ゴミ捨てルールや住民のマナーなど)
💡ポイント💡
朝・昼・夜の異なる時間帯に現地を訪れ、実際の雰囲気を確認するのがおすすめです。
② 土地の形状・広さ・方角
土地の形状や向きによって、家の間取りや日当たり、建築コストが大きく変わります。

🔎 日当たり・方角の確認
☑ 南向きの土地は日当たりが良いが、価格が高め
☑ 北向きでも間取りを工夫すれば明るい家になる
🔎 土地の形状と使いやすさ
☑ 正方形・長方形の土地は、家を建てやすくコストも抑えやすい
☑ 旗竿地(細い通路の奥にある土地)は価格が安いが、車の出し入れに注意
🔎 セットバックの有無
☑ 道路幅が狭い場合、家を建てる際に一部を後退させる必要がある(=建築面積が減る)
💡ポイント💡
希望する間取りが建てられるか、建築士や施工会社に相談してから決定するのが安心です。
③ 地盤の強さ・災害リスク
土地の価格が安い場合、「地盤が弱い」「災害リスクが高い」可能性があります。将来的な安心・安全を考え、慎重に確認しましょう。

🔎 地盤の強さを確認
☑ 地盤が弱いと、追加の地盤改良工事(数十万円〜100万円以上)が必要になる
☑ 地盤調査済みの土地なら安心
🔎 ハザードマップをチェック
☑ 洪水・津波・土砂災害のリスクはないか?
☑ 過去に地震被害を受けた地域ではないか?
🔎 周辺の土地より低くないか?
☑ 周囲より土地が低いと、大雨時に水が溜まりやすい(=浸水リスクが高い)
💡ポイント💡
役所のハザードマップや地盤情報を事前に確認し、リスクを把握しておきましょう。
④ 建築制限(法律・規制)
土地によっては、法律や自治体のルールで建てられる建物の種類や大きさが制限されることがあります。

🔎 用途地域の確認(都市計画法)
☑ 住宅を建てられるエリアか?(商業地域・工業地域では建築制限がある)
☑ 近隣に高層ビルや工場が建つ可能性はないか?
🔎 建ぺい率・容積率のチェック
☑ 建ぺい率=敷地に対する建築面積の割合(例:60%なら土地100㎡に対し建物は60㎡まで)
☑ 容積率=延べ床面積の割合(例:200%なら2階建て100㎡の家を建てられる)
🔎 その他の規制
☑ 防火地域・準防火地域では、使用する建材に制限がある
☑ 高さ制限・景観条例があるエリアでは、設計の自由度が低くなる
💡ポイント💡
購入前に必ず不動産会社や役所に確認し、希望の家が建てられるかチェックしましょう。
まとめ:土地選びは慎重に!失敗を防ぐために
土地は一度購入すると簡単に変えられません。そのため、価格や立地だけで決めるのではなく、総合的に判断することが重要です。
土地選びの重要ポイントまとめ
✅ 立地・周辺環境は暮らしやすいか?(アクセス、買い物、治安など)
✅ 土地の形状・向きは希望の家づくりに適しているか?
✅ 地盤の強さや災害リスクは問題ないか?
✅ 建築制限によって理想の家が建てられない可能性はないか?
「安いから」「駅に近いから」といった理由だけで決めず、家を建てた後の暮らしをイメージしながら慎重に選びましょう。
もし土地選びに不安がある場合は、専門家に相談してチェックしてもらうのも一つの方法です。
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